創業者 松浦龍瑞 マツウラリュウズイ [大正5年9月29日生]
松浦商店で「大将」と呼ばれていた創業者、故・松浦龍瑞。 終戦により満州から引き上げ、様々な業種を経て水産加工屋を始めました。
好奇心旺盛な大将は次々と新しい商品を生み出してきました。 その為に必要な加工機械も手作り。 「我楽多部屋」と呼ばれる私設鉄工所(?)があり、ふぐ珍味のみならず機械も自ら作り上げていました。
「フグの加工業」は生業ですが、それだけでは井の中の蛙になってしまうと他業種のものにも常に興味を持ち、自分の作る物にこだわりを持ち続けてきた大将。 その心は、次代に受け継がれ、今もなお守られ続けています。 現在、松浦商店の店舗内にあるギャラリー「龍瑞亭」の名前は、もちろん大将から。 誰でもがほっと和める空間は、観光客は元より、地元の人にも人気です。